うつ病チェック
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<うつ病チェック1:
   アナタはこんな症状(以下の五つ、それ以上)がありませんか?>


・抑うつ気分

憂鬱である、悲しい(あるいは喜びも悲しみも感じない)、何の希望もない、落ち込ん
でいる、急に怒りっぽくなったりイライラする。

・興味や喜びの著しい減退

何事にも興味が持てなくなり、楽しいと思えなくなり、閉じこもりがちとなる

・食欲の減退、または増加

食欲自体が湧いてこない、体重減少が起こる。一方、甘いものなど、食欲が増し、
体重が増加する。

・不眠、または睡眠過多

なかなか寝付けない、途中で目が覚めてしまう、朝方(例えば通常より2時間以上早く)
目が覚めてしまう場合。一方で、睡眠時間が長くなり、昼間もほとんど寝ている。

・強い焦燥感や運動の制止

ジッと座っていられないほどの焦燥感、イライラ。また、明らかに身体の動きが遅くなる、
口数が少なくなる、声が小さくなるなどの制止。

・疲れやすさと気力の減退

極度の疲労感、身体が重いなどの疲れやすさ。何もする気になれない、何をするにも
億劫である。

・強い罪責感、無価値感

根拠なく自分を責めたり、過去の些細なことを思い出しては悩んだり。

・思考力・集中力の低下

注意散漫、集中力低下により、仕事や勉強などが思うようにできない。決断力の低下。

・死にたいと思ってしまう

一日中死にたいと思ったり(自殺念慮)、死のうと思って行動に移そうとする(自殺企図)。

これらの症状の1〜2週間続くようであれば、一度、専門医に
相談することをお勧めします。


<うつ病チェック2:三つのうつ状態>

1)脳や身体(疾患)に原因のあるうつ状態

例えば心筋梗塞、脳血管障害(脳梗塞や脳内出血)、糖尿病、甲状腺の病気、肝機能
障害、がんなどからくるうつ状態。

2)ひとりでに起こる(内因性)うつ状態

大きなストレスやこれといった原因からではなく、内因(遺伝体質的素因)などによって
起きる場合。この場合も、発症時にきっかけになる出来事がある場合が多い。

3)心因(原因・出来事・体験)によって起こるうつ状態

何らかのストレス(愛する人の喪失、事故や死ぬほどの恐怖体験、長い時間をかけて
内面的に生じたストレスなど)がきっかけになって起きる場合。


<うつ病チェック3:治療について>

・薬物療法

うつ病は脳内神経伝達物質の異常が原因といわれていますので、基本的には、抗うつ
剤や抗不安薬などの薬による治療が必要です。抗うつ剤には、依存性はほとんどない
といわれています。効果が現れるのには、通常1〜2週間ほどと言われていますので、
副作用が少なく、効果が出る薬を、医師と経過を診ながら検証していくことになると思い
ます。

・精神療法(心理療法)

薬で症状を軽減させながら、医師またはカウンセラーとじっくりと話し合います。うつ病の
治療法としては、認知療法やカウンセリングがよく用いられています。


<うつ病チェック4:うつ病とカウンセリング>

カウンセリングは、うつ病によって不安定な精神面をサポートする意味で行われます。
自分の性格傾向、今の辛い気持ちや不安、病気への取り組みへの考え方などを言葉に
しながら、じっくりと精神的な安定や建て直しも図っていきます。


<うつ病チェック5:うつ病になったら>

先ず、専門医(精神科・心療内科)を尋ねることをお勧めします。
うつ病は、病気ですので、専門的な治療やサポートが必要不可欠です。


<うつ病チェック6:うつ病との付き合い方>

・うつ病の症状か性格か

上に記した九つの症状は、性格ではなく、うつ病という病気による症状です。
風邪を引いたら熱やだるさがでるのと同じです。うつ病になると、何でも自分の性格だ
と思い、自分を責めがちですので、医師に相談することをお勧めします。

・うつ病の波を知る

うつ病は波があります。基本的には、良くなったり落ち込んだりを繰り返す病気です。
自分の波(周期やタイミング・程度など)を知っておくことも有効で、これも専門医に
相談できます。

・治るのには時間をかける

うつ病は急に良くなる病気ではありません(急に良くなる場合、薬の副作用か、
躁うつ病の躁の可能性があります)。数ヶ月単位、年単位で、じっくりと推移を見て
いきましょう。

・薬を勝手に止めない

副作用が強ければ、すぐ医師に連絡・相談してください。自分に合う薬が見つかるま
では、自分で「良くなった」と思ったり、「薬に頼るのは良くない」と勝手に判断しないで、
その際も医師に相談することをお勧めします。通常、良くなっても再発防止を考え、
一年位薬を飲み続けるということです。


以上、ここでは、基本的なことについて書きましたが、先ずは専門医への受診、専門医
との相談が大切です。私(カウンセラー)も含めてですが、素人判断は危険です。この文
章を読んで理解した気にならず、医師と相談することをお勧めします。

カウンセリングについて知りたい方はこちら


参考文献:
『うつ病をなおす』   野村総一郎 講談社現代新書
『「うつ」を治す』   大野 裕  PHP新書
『軽症うつ病』     笠原 嘉  講談社現代新書
『精神医学ハンドブック』山下 格  日本評論社
  

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【執筆者プロフィール】
鈴木雅幸:ハッピーライフ実践会 代表/ 心理カウンセラー
 
若い頃から様々な自己啓発書、心理学、カウンセリング書、ビジネス書、メンタルな書物を
読み続け、2001年11月、しあわせ研究室「こころの森」を立ち上げ、数多くのレポートを
アップし、同時にメール相談も開始し、サイト訪問者から高い評価を得る。
その後、さらに本格的にカウンセリング活動を続け、2004年7月には、ハッピーライフ実践会
を立ち上げ、代表となる。
実践会の会員は、2006年1月現在、1000名を超え、他に例のないインターネット通信講座
やe-bookセミナーを企画・販売している。
現在もカウンセリング通信教育を中心に、精力的な活動を行っている。
1967年生まれ、二児の父親でもある。

http://www.counselinglife.com

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