信頼関係とは?

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共感的理解のページで述べたことの続きです。

臨床の現場では、基本的には説明・説得・指示・指導・激励・助言という関り方は
控えると書きました。しかしこれはあくまでも基本的にはということになります。
時にはそうした関わりが活きてくる場面もあるわけです。

ではそうした働きかけが活きてくる場面というのはどういう場面かと聞かれれば、
ケースバイケースということになり、なかなかここで短くまとめてお伝えすることは
難しいのですが、一つベースになるものについてはお伝えできます。

それは、カウンセラーとクライエントの間に、充分な信頼関係ができている時だとい
うことになります。ではその信頼関係ができている状態とは、どんな状態なのでしょ
うか?

それは、クライエントの方で「このカウンセラーは自分のことを本当によくわかってく
れている」と心から思えているということが必要条件になります。つまりは、「このカ
ウンセラーは私の言いたがっていることを言いたがっているままに受け止め、そして
充分に理解してくれる」という気持ちになっているという状態です。

つまりは共感的理解がしっかりとなされ、そのことによってクライエントがカウンセラー
に対し、充分な信頼を感じている、そういう信頼関係が築かれている時であれば、
大事な場面(カウンセリングでは、全ての瞬間が大事な場面ですが)においても、
説得や説明、指示・激励・助言といった働きかけをしても、クライエントに受け入れら
れるといえるわけです。

もちろん説得や説明・激励や助言というものが、基本的には相手のあり様を否定す
るメッセージが含まれていることには変わりはないのですが、そうした否定的なメッ
セージを感じながらも、この人(カウンセラー)の言うことなのだから、自分にとって
何らかの意味を持たせられるとか、自分にとって必要なことを言っているんだと思え
れば、カウンセラーの発した説得や説明、指示・激励・助言が心の中に受け入れら
れていくはずです。

ですので、指示や助言、説得や説明がいけないということではなくて、そうした信頼
関係が形成されているという条件が整っていれば、そうした働きかけも活きてくるこ
とがあるのです。
これはカウンセリングにおいてだけでなく、全ての人間関係においても同じことが言
えます。

但し、どんなに信頼関係が築かれていたとしても、そうした説得や説明、指示・激励・
助言を相手に伝える場合、その伝え方には細心の注意を払うことはいうまでもない
ことで、ある意味でそれは非常に難しいことです。

ですので私もこういう場面に遭遇するときは、一体どういう言葉を選んでどういう言い
方で伝えればいいのかと、瞬間的にものすごく心の中で葛藤しているわけです。
そう考えると、カウンセリングの60分というのは、その全ての瞬間瞬間が大事な場面
の連続だということになるでしょう。

まさに真剣勝負です。

さらにカウンセリングについては、勉強したい人はこちらをご覧下さい。


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【執筆者プロフィール】
鈴木雅幸:ハッピーライフ実践会 代表/ 心理カウンセラー
 
若い頃から様々な自己啓発書、心理学、カウンセリング書、ビジネス書、メンタルな書物を
読み続け、2001年11月、しあわせ研究室「こころの森」を立ち上げ、数多くのレポートを
アップし、同時にメール相談も開始し、サイト訪問者から高い評価を得る。
その後、さらに本格的にカウンセリング活動を続け、2004年7月には、ハッピーライフ実践会
を立ち上げ、代表となる。
実践会の会員は、2006年1月現在、1000名を超え、他に例のないインターネット通信講座
やe-bookセミナーを企画・販売している。
現在もカウンセリング通信教育を中心に、精力的な活動を行っている。
1967年生まれ、二児の父親でもある。

http://www.counselinglife.com

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