■不登校問題、その原因と対策は■
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-不登校の原因-
不登校ということで、先ず、不登校の原因について考えてみます。
子供が学校に行けなくなる(不登校の原因)のはなぜなのか。
一般的に考えられる不登校原因には、次のようなものがあります。
・友達(クラスメイト)とのトラブルによる不登校
・いじめによる不登校
・部活動でのトラブル(先輩・後輩・顧問の教師など)による不登校
・学校や先生とのトラブルによる不登校
・学業不振による不登校
・成績優秀児による強迫的な不安(成績が下がること)による不登校
・受験や塾通いなどに疲れてしまっての不登校
・対人恐怖などの神経症、あるいは神経症的状態による不登校
・非行・怠学による不登校
・家庭の様々な問題による不登校
(両親の不仲・離婚・DV・虐待・親の種々の依存症、親の精神病 等)
・入試の失敗や不本意入学による挫折感による不登校
・新しい学校での適応障害による不登校
・青年期に顕在化してくる様々な精神障害(失調症、うつ病、強迫神経症など)による不登校
・以上の要因が複合的に起因している不登校
・発達障害により、本人が学校生活に様々な困難を経験した場合による不登校
こうした以上の要因が、不登校の原因として、一般的に考えられるものだといえます。
では、こうした要因を念頭に置きながら、不登校を考える時に、先ず留意すべきことは
何でしょうか?
-本人に明確に不登校の理由・原因がわかっているのか、いないのか-
不登校の子供に接していく時に、先ず留意すべき点。
つまり、最初に見極めなくてはならないことは、その不登校において、不登校児がどのような
状態であるのかということ。つまり、本人が「学校へ行かない」と言っているのか、それとも
「学校へ行けない」状態なのかということです。
本人が「学校に行きたくない」とはっきりと言った場合、これは本人の中である程度原因が
明確になっている場合です。
但し、明確になっているからといって、本人がその理由を打ち明けてくれるかというと、これ
はもちろん、ケースバイケースです。
原因ははっきりしている。しかし言いたくはない。こういうケースだってあるのです。
代表的なものは、いじめです。
いじめの告白というのは、子供たちにとって最もハードルの高いものだと思った方がよい
でしょう。口が裂けても言いたくない、言えない。
自分がいじめられているということは、それほどに言いたくない、口にしたくないことなのです。
ひどいケースになると、それこそ、自殺の後に見つかった遺書によって、初めて本人が
いじめにひどく苦しんでいたという事実が明るみになることすらあるのです。
そういう意味では、自分がいじめに遭っていると親に言える子は、まだそれほど大きな
ダメージを本人が受けていないか、親に余程の信頼感があるのか、あるいは、想像を
超えるほどの覚悟で打ち明けたかのいずれかでしょう。
続いて、「学校に行けない」状態の場合です。これは、ケースによっては、本人の口から
出てくる言葉は、「学校に行く」「行きたい」だったりします。
そうです。行かないではなく、行くつもりでいるのです。前日の夜には、学校にいく支度を
整えて、「明日は学校に行くよ」「行こうと思う」といいます。
ところが、朝になると、頭痛や腹痛によって行けなくなってしまう。また、途中で金縛りの
ようになってしまい、やむなく引き返してしまう。
これは、学校に行かないのではなく、学校に行けない状態なのです。
つまりこのケースの場合、なぜ学校に行けなくなるのかが本人にもわかっていない。
子ども自身の中でも、不登校の原因がはっきりとわからないということになるわけです。
この場合は、本人に学校に行けなくなる原因や、思い当たることなどを聞いてみても、
明確な答えは出てきません。
不登校で最初に見極めなくてはならないのは、本人が「学校に行かない」のか「行けない」
のかということです。
ここを正確に見極めることができないと、その後の援助的な対応をしようとした時に、
ちぐはぐなことになって、却って余計に不登校を悪化させてしまうかも知れません。
-責任追及よりも、問題解決を-
不登校の相談を受ける時、親御さんから、よくこんな言葉を聞きます。
「私の育て方が悪かったから子供は不登校になってしまったのでしょうか?」
それまで楽しそうに学校に行っていたわが子が、一転して不登校になってしまう。
同じクラスメイトは行っているのに、自分の子だけ・・・・
そんな状況に置かれると、親御さんはついつい自分の子育てがわが子に悪影響を及ぼした
のではないだろうか。そのために、不登校になってしまったのではないかと、そんな思いに
駆られるようです。
私はこんな時、不登校の原因は原因でしっかりと考えていきながら、責任追及ではなく、
問題解決的な取り組みを提案します。不登校になったのが誰のせいだったとか、育て方が
どうだとか、そんな犯人探し、責任追及のようなことをするのではなく、とにかく大切なのは、
今、家に居るお子さんにどう接していくかということです。
不登校になった子供の話をどのように聞けばよいのか。どんな言葉がけをすれば良いのか。
不登校に対しては、そのような問題解決的な取り組みが何よりも必要なのです。
不登校になった時、いたずらに親の養育態度に原因を求めても、それはせん無き事です。
それよりも、子供の様子・態度を冷静に見極め、子供が発する数少ない言葉と言葉を徹底的
に観察して、問題の所在を徐々に明らかにして、今後の対応策を考える。
これしか、不登校を解決していく方法はないのではないか。
そんなふうに考えています。
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【執筆者プロフィール】
鈴木雅幸:ハッピーライフ実践会 代表/ 心理カウンセラー
若い頃から様々な自己啓発書、心理学、カウンセリング書、ビジネス書、メンタルな書物を
読み続け、2001年11月、しあわせ研究室「こころの森」を立ち上げ、数多くのレポートを
アップし、同時にメール相談も開始し、サイト訪問者から高い評価を得る。
その後、さらに本格的にカウンセリング活動を続け、2004年7月には、ハッピーライフ実践会
を立ち上げ、代表となる。
実践会の会員は、2005年3月現在、680名を超え、他に例のないインターネット通信講座
やe-bookセミナーを企画・販売している。
現在もカウンセリングや通信教育を中心に、精力的な活動を行っている。
1967年生まれ、二児の父親でもある。
http://www.counselinglife.com
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