対人関係




対人関係について2~コミュニケーション不全~


-対人関係のトラブルの要因-

対人関係のメカニズム1では、心が開けない状態により、
人と上手く関わりをもてないことについて考えてみました。

そして、どうやったら相手に心を開けるようになるかについて、
このページで考えるということで文章を結びました。

そこで、ここでは心を開くためには
どんなことに気を付けていけば良いのか。
どう心がけていけば、上手く人と心の触れあいをもてるようになるかを
考がえてみたいと思います。

ただ、その前に、何故心が閉じた状態になったり、
人と関わるのに過度の緊張を覚えたりしてしまうのかを
今一度、考えてみます。

人と上手くコミュニケーションできない状態を、
コミュニケーション不全とも言います。

コミュニケーション不全と言っても、その程度は人によって様々ですし、
本人の自覚度合いによっても十人十色といえます。

つまり、その不全度を正確に数値化することはできません。
「あなたの不全度は〇〇です。」という具合にはいきません。

ですので、ここでは程度や、その悩みの度合いもいろいろでしょうが、
ひとくくりにコミュニケーション不全という言葉で進めていきます。


-内面の怒りが生む対人関係四つの弊害-

人は誰でも心の中には不満があります。

どんな人でも、心の中には、自分が接してきた人への
感謝と不満の気持ちの両方を抱えて生きているものです。

しかし、人への感謝よりも不満の量があまりにも大きいと、
その感情が様々な弊害を生み、人生を生き辛くしてしまいます。

そして、心の中にある大きな不満が、
対人関係にコミュニケーション不全を引き起こす
大きな要因を生むことになります。

では、どんな要因が考えられるでしょうか。

様々な事柄が複雑に絡み合っているとは思うのですが、
ここでは主に四つの要因を考えてみます。

先ず、第一に心の中の大きな不満を永年抱えてきたために、
心の中に「恐れ・怒り・不安・孤独」といった感情が存在し、
その感情と常に戦わなくてはならないために、
心のエネルギーの大半をその防衛戦に費やさねばならないので、
対人関係において、円滑なコミュニケーションをこなす
余力が残っていないのです。

第二にはそうした感情が自分の中にあることを認めたくないために、
自分の本当の感情や、心の底の気持ちを認めようとしなくなることです。

そのため、自分の本当の気持ちにウソをつき続けることになり、
結果として自分の本当の気持ちがわからなくなり、
自分の感情の把握率が低下し、その副作用として
人(相手)の本当の心も見えなくなってしまうのです。

つまり、相手の心も己の心も見えなくなり、
更には物事の本質もありのまま
には見えなくなってしまうのです。

これでは対人関係に大きな支障が生じます。

第三にはもうこれ以上傷付きたくないために、
自分の心を外界に対して閉じてしまうことです。

これはほとんど無意識に行なわれる防衛本能のようなものなので、
本人が意識レベルでコントロールすることは、大変難しいのです。

また、この防衛機制により、
かろうじて生き抜くことができたという成功体験が
本人の中ではあるために、頑なにこれを守ろうとします。

相手にしてみれば、これほど緊張状態にある人間に対し、
心を開くという気には、なかなかなれないわけで、
これも対人関係にとってとても大きな弊害になります。

そして四つ目の要因として、上記三つの働きにより、
強固な人間不信を形成してしまうことです。

この場合の人間不信とは、自己不信と自己否定感、
そして自己嫌悪の三つから来る他者不信です。

つまり、現実世界からみてこんな非効率な、
不合理な防衛機制に囚われている自分というものに
嫌気がさしてしまうのです。

そして自分の心の中がこのように複雑なために、
相手の、あるいは自分以外のすべての人間の心の中も、
同じように「複雑で信用できないものである」と認識してしまうのです。


-真実をあるがままに受け入れる-

このよう対人関係における
コミュニケーション不全の要因を四つにまとめてみましたが、
これらは基本的には人間不信というベース、つまり、
人を否定的に見てしまう傾向を意味します。

では、どうすれば、コミュニケーション不全を
乗り越えることができるでしょうか。

それは、「真実をあるがままに受け入れる」ことです。

この場合の真実というのは、自分自身の中に、人間や社会に対して、
大きな不満・怒りが存在しているということ、
基本的に自分に人を否定的にみる傾向が根強くあるということです。

このような真実は、ほとんどの人が自覚したくない、醜い感情ですから、
そう簡単に認められるものではありません。

そんな感情は、自分をさらに深く傷付けるかも知れないからです。
だから、絶対に認めたくないという心の抵抗が起きるのです。

しかし、対人関係におけるこうしたコミュニケーション不全を取り除くには、
やはり、茨の道を歩んでいかなければならないでしょう。


このように、自分自身の真実をありのままに受け入れることができれば、
人の心や物事の本質もありのまま見ることができるようになり、
コミュニケーションがより円滑になり、
何でも迷うことなく決断できるようになってきます。

こういう状態に来て初めて、「コミュニケーションスキル」、
つまりコミュニケーションのハウツーを学べば学ぶほど、
身に付くようになってくるのです。

そのためには、こんな方法もあります。








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